シンスプリント対話型ガイド

最新知見に基づくインタラクティブ・ダッシュボード

1. シンスプリントとは?:単なる「炎症」ではない

最新の知見では、シンスプリント(MTSS)は「脛骨内側過労性骨膜炎」という名の通り単純な炎症ではなく、脛骨(すねの骨)への繰り返しの牽引ストレスによる「骨のストレス障害」とされています。これは、軽度の骨膜刺激から完全な疲労骨折まで続く「連続体(スペクトラム)」の上にある状態と考えられています。下のステージをクリックして、各段階の詳細を確認してください。

ステージ 1
骨膜の軽度ストレス
ステージ 2
骨ストレス反応
ステージ 3
ストレスライン
ステージ 4
完全疲労骨折

ステージ 1: 骨膜の軽度ストレス

運動後にのみ、すねの内側に鈍い痛みを感じる段階。骨膜が筋肉に引っ張られて軽度の刺激を受けていますが、骨自体の構造に変化はありません。この段階での早期対処が最も重要です。