その膝の「コリッ」、正体は一つかもしれません

レントゲンに映らない痛みの原因、「タナ障害」について、対話形式で深く掘り下げていきましょう。

ステップ1:あなたの症状を特定する

膝の「引っかかり」には種類があります。ご自身の症状がどちらに近いか確認してみましょう。

タナ障害の可能性 (偽ロッキング)

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膝を伸ばしたり、少し動かすと、引っかかりが“外れる”感覚がある。

半月板損傷の可能性 (真性ロッキング)

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物理的にロックされ、簡単には“外れない”ことが多い。

ステップ2:痛みの根本原因を理解する

タナ障害は、タナ自体が悪いわけではありません。痛みの背景には「体の使い方のエラー」という一連の流れが存在します。

根本原因
大腿四頭筋の過緊張
筋力バランスの崩れ
動作エラー
お皿(膝蓋骨)の
“軌道異常”
結果
タナの挟み込みと炎症
(=あなたの痛み)

ステップ3:治療法の選択肢を知る

「手術しかないの?」という疑問に、科学的データが明確な答えを示しています。世界の医療現場での第一選択は「保存療法」です。

手術療法のデータに見る“落とし穴”

手術の「成功率」は、手技の完了を指す場合が多く、症状の改善を保証するものではありません。根本原因が残ると、症状が再発する可能性があります。

手技療法がもたらす“本質的な改善”

私たちの目的は、痛みの原因である「体の使い方」を修正し、再発しない体を作ることです。データもその有効性を示しています。

私たちの解決策:再発させない体を作る3つのアプローチ

1

炎症を鎮める

物理療法やアイシング指導で、まず痛みの大元を正確に鎮静化させます。

2

癒着を剥がす

硬くなったタナや周辺筋膜との癒着を、専門的な手技で丁寧に剥がします。

3

根本原因を断ち切る

筋肉の緊張を弛め、膝のお皿の軌道を修正。挟み込みが起こらない体へと導きます。