「重いものを持った瞬間、腰に電撃が走った」
「顔を洗おうとしただけなのに、動けなくなった」
こんにちは、長岡京市のなかの接骨院です。
今、このページを読んでいるあなたは、突然の激痛に襲われ「腰の骨がズレたんじゃないか?」「どこか壊れてしまったのでは?」と不安の真っ只中にいるかもしれません。
しかし、安心してください。
最新の医学的見解では、ギックリ腰のほとんどは、骨や筋肉の深刻な損傷(大怪我)ではありません。
では、なぜ動けないのか?
それは、あなたの体が「システムを緊急停止(ロック)」させているからです。
この記事では、ギックリ腰の正体である「筋スパズム」と、当院が重要視する「キネティックチェーン(運動連鎖)」の視点から、早期回復の道筋を解説します。
1. ギックリ腰の正体は「防御性収縮(筋スパズム)」
組織が壊れていないのに、なぜ動けないほど痛いのでしょうか?
それは、脳が身体を守るために「全身全霊でブレーキをかけた」状態だからです。これを専門用語で「筋スパズム(防御性収縮)」と呼びます。
つまり、今のあなたは「組織が破壊された」のではなく、「安全装置が作動して動けなくなっている」だけなのです。
安全装置であれば、正しい手順で解除することが可能です。
2. なぜロックがかかったのか?「キネティックチェーン」の破綻
ここで一つ、重要な疑問が浮かびます。
「なぜ、今回に限って安全装置が作動したのか?」です。
当院では、これを「キネティックチェーン(運動連鎖)」の考え方で紐解きます。

人間の体は、全身が鎖のように繋がって動いています。
腰が痛いからといって、腰だけが悪いわけではないのです。
👉【当院の治療哲学】なぜ、痛む場所以外も施術するのか? ― 運動連鎖(キネティックチェーン)の全貌
腰は「被害者」であり、犯人は別にいる
本来、体をひねったり曲げたりする動作は、「胸椎(背中の骨)」や「股関節」が大きく動くことで行われます。
腰の骨(腰椎)は、実は構造上、あまり大きく動くようにはできていません。
しかし、デスクワークなどで「胸椎」や「股関節」がガチガチに固まっているとどうなるでしょう?
動かない部分の代わりをさせられて、腰が過剰に動きすぎてしまう(ハイパーモビリティ)のです。
その結果、限界を迎えた腰が悲鳴を上げ、「もう無理!」とロック(スパズム)をかけた。
これがギックリ腰の全体像です。
この「腰に負担をかける真犯人(スターター筋のサボり)」や、それを引き起こす「脳の働き」について、さらに詳しく解説した記事をご用意しています。
「なぜ何度も繰り返すのか?」を知りたい方は、こちらも併せてご覧ください。
3. 当院の「ロック解除」アプローチ
原因が「損傷」ではなく「ロック(スパズム)」である以上、何日も寝たきりで安静にするのは逆効果になることがあります。
動かない時間が長いほど、癒着は強固になり、ロックが外れにくくなるからです。
なかの接骨院では、以下の手順で安全にロックを解除します。
ロック解除の3ステップ
IB抑制でブレーキを緩める
いきなりストレッチをするのは厳禁です。かえって防御反応が強まります。
当院では、筋肉の腱(けん)にあるセンサーを利用した「IB抑制」という生理学的反射を用い、脳に「力を抜いても安全だ」と認識させ、フワッと緊張を解きます。
癒着のリリース
ロックの引き金となった「筋膜や神経の癒着」を剥がします。
特に背中の皮膚がベタリと張り付いていることが多いため、「スキン・ローリング」等の手技で滑りを良くし、再発しにくい状態を作ります。
連鎖の修正
腰が被害者にならないよう、犯人である「胸椎」や「股関節」の動きを出します。
キネティックチェーン(運動連鎖)を整えることで、腰への負担を分散させます。
怖がらずに、早期のケアを
ギックリ腰は「得体の知れない大怪我」ではありません。
体があなたを守ろうとして起こした「緊急停止」です。
メカニズムさえ分かれば、早期回復は十分に可能です。
「動けなくなったらどうしよう」と不安な方、安静にしていてもなかなか良くならない方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体のロックを外し、本来の動きを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
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