体の不調は、日常生活の質を大きく下げてしまいます。当院のページでは、様々な症状の原因と、その改善策について詳しく解説しています。あなたの症状に合った情報が見つかれば幸いです。
順次詳細Blogを書いています。
各部症状一覧
タブから部位を選んで症状を探してください。
- 頭部・頸部
- 肩
- 肘
- 手
- 体幹(腰、背中など)
- 膝
- 足
頭痛
頭痛は主に2つの頭痛があります
筋緊張性頭痛
- 特徴:頭全体が締め付けられるような痛み
- 原因:主にストレスや不適切な姿勢
- 症状:数時間から数日続く鈍い痛み。通常、吐き気や視覚症状は伴わない
片頭痛
- 特徴:頭の片側に生じるズキズキとした強い痛み
- 症状:光や音への過敏性、吐き気や嘔吐を伴うことがある。前兆として視覚異常や手足のしびれが現れる場合もある
寝違え
- 定義:朝起きた時に首の動きが制限される状態
- 原因:首や腕の神経への負担、筋肉や関節の問題
- 特徴:急性の首の痛みと可動域の制限
むち打ち
注意点:急性期には直接的な刺激を避け、早期の専門的対応が重要
定義:交通事故などの衝撃による首の損傷
特徴:寝違えに似た症状だが、外傷性
ストレートネック
- 別名:スマホ首
- 定義:本来前弯している頚椎がまっすぐになる状態
- 症状:頭が前に垂れ、顎が突出する
- 影響:頚椎だけでなく、胸椎や腰椎にも影響を及ぼす可能性がある
胸郭出口症候群
胸郭とは肋骨、胸骨、胸椎で出来ている胸の部分をぐるっと一周回る骨の総称です。
対策:圧迫部位の拡張が重要
定義:胸郭上部の出口付近で神経や血管が圧迫される症状
特徴:鎖骨と肋骨の隙間が狭くなることが主因
症状:手を挙げた際のしびれや冷え
頚椎ヘルニア
- 定義:頚椎の椎間板から髄核が飛び出す状態
- 特徴:完治には手術が必要だが、症状の軽減は可能
- 対応:手術適応外の軽度な場合は保存的治療が選択肢となる
五十肩
- 定義:肩関節周囲炎の総称(病名ではない)
- 原因:加齢、過度の使用、ストレス、外傷など
- 症状
- 肩の痛みと可動域の制限(特に外転と外旋)
- 夜間痛
- 肩の上げ下ろしや背中で手を組む動作の制限
- 注意点:腱板損傷や上腕二頭筋腱の石灰化などの可能性もある
- 進行:重症化すると凍結肩と呼ばれることもある
腱板損傷
予防:肩甲骨の動きを意識することが重要
定義:肩甲骨を覆う筋肉(棘上筋、棘下筋、大円筋、小円筋など)の損傷
原因:
反復性の肩の使用(特に頭上での動作)
加齢による腱の変性
急性の外傷
症状:
肩の痛み(特に腕を上げる時)
腕の挙上困難
肩の筋力低下
夜間痛
インピンジメント症候群
- 定義:肩峰下滑液包が肩峰と上腕骨大結節の間に挟まれる状態
- 原因:
- 反復性の頭上動作
- 不適切な姿勢
- 肩関節の不安定性
- 症状:
- 肩の痛み(特に腕を挙げる時)
- 腕を挙げる際の引っかかり感
- 夜間痛
- 治療:関節の隙間を開くことで圧迫を解消し、痛みを軽減
肩関節脱臼
- 定義:肩の関節が外れること
- 原因:
- 外傷(転倒、スポーツ中の衝突など)
- 関節の不安定性
- 症状:
- 急性の激しい痛み
- 肩の変形
- 腕の動きの制限
- しびれや脱力感
- 処置:柔道整復師による整復を推奨
- 注意点:整復後のレントゲン撮影が望ましい
肩こり
肩こり
- 定義:日本特有の症状(夏目漱石の小説で広まったとされる)
- 原因:
- 運動不足
- 不適切な姿勢
- ストレス
- 睡眠不足
- 症状:
- 肩や首の張り感、重さ
- 頭痛
- 吐き気(重症の場合)
- 予防・治療:体操や運動、筋膜リリースが効果的
- 推奨:マッサージガンの適切な使用法を推奨
スポーツ肘(野球肘・テニス肘・ゴルフ肘)
前腕骨の外側上顆や内側上顆に炎症をおこしているものをいいます。
この炎症を起こしている原因になる筋肉を緩めることが非常に重要です。あと、炎症が落ち着くまで少し安静にすることをおすすめします。
基本なかの接骨院では運動をしながら治していく事をおすすめしていますが、骨や骨膜に炎症を起こしている場合は安静を勧めます。
消炎鎮痛剤(湿布)なども効果がありますが、原因になる筋肉や筋膜を放置しておくと復帰後すぐに再発するおそれがあります。
肘内障
子供特有の肘の脱臼です。
前腕には橈骨と尺骨と言う二本の骨があります。
小指側にある尺骨と言う骨が太く軸になる骨となるのです。
肘内障とはもう一つの骨橈骨が抜ける事を言います。
橈骨は尺骨に輪状靭帯と呼ばれる輪っか状の靭帯で固定されています。
大人は橈骨の先が杯のようになっていて抜けないのですが、子供はこの先っちょの杯の部分ができておらず簡単に抜けてしまうのです。
抜ける動作は手を内側に捻った状態で手を引っ張ると抜けます。
子供がダダをこねたときなんかに手を引っ張ると簡単に抜けてしまうので注意してください。
ただ、抜けるのも簡単ですが入れるのも簡単でどこも傷ついたりしないので抜けた骨を入れると子供は普通に遊びだします。
手関節捻挫
手の捻挫はちょっとした事でも起こります。
重いものを持ち上げようとした時やフライパンを返そうとしたとき立ち上がろうと手をついた時など。
これらは手関節の矯正と固定により比較的早期に回復します。
またコケた際に手をついたりすると骨折の原因になるので運動をする子どもたちにはこけ方の指導なども必要だと思います。
スキーやスノーボードでは最初にコケ方習うように。
我が子がこけて手をついたときのBlogはこちらです↓
Jボードでの事故: 子供の前腕骨折と応急処置の重要性
腱鞘炎
腱鞘炎の検査は非常に簡単です。
親指を中に入れたグーをして小指側に曲げて痛みが出るのが腱鞘炎です。
腱鞘炎は手関節の矯正で早く痛みがおさまるようになります。
ばね指
病名としては弾発指と良います。
これは腱鞘と言うトンネルを腱が通るときに引っかかる為起こります。
整形では注射や手術を勧められます。
手術をする前に一度接骨院などで相談してみてはいかがでしょう?
手根管症候群
手根管とは手の平側にある骨のトンネルを言います。
そこで異常をきたすのが手根管症候群です。
主に正中神経が阻害されしびれなどを引き起こします。
これらは原因不明とされていますが、手根管を形成する骨は手根骨と言われる小さな豆のような骨の集合体で形成されています。
前腕の骨である橈骨、尺骨、及び手の骨である手根骨とのバランスが大切だと思います。
ぎっくり腰
急性腰痛症かんたんに言うと突然腰が痛くなったものの総称です。
ぎっくり腰の原因になる筋肉は2つあると言われています。
一つが大腰筋、一つが多裂筋。
どちらも炎症は2日は続きます。
初期の段階で原因をとりのぞく事により3目から日常に戻れることが多いです。
Blogの内容はこちらの動画でもご覧いただけます。
坐骨神経痛
坐骨神経はおしりから足にかけて続く神経です。
骨盤から出てくる際は梨状筋と呼ばれる二股の筋肉の間から出てきます。
その上は中殿筋がお覆いかぶさっています。
これら筋肉による坐骨神経の障害は梨状筋症候群や中殿筋症候群と呼ばれます。
また次に紹介する腰椎椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症でも坐骨神経痛は起こるので鑑別が必要となります。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨の中にある椎間板がはみ出して来て神経を圧迫して起こります。
前かがみの姿勢で後ろに椎間板がはみ出します。
坐骨神経痛は片足に起こることが多く、検査は下肢伸展挙上テストを行います。
前かがみの姿勢は骨盤後傾や猫背も前かがみの姿勢を誘発することになるためそれらのバランス調整が非常に重要となります。
また腰を反らせるマッケンジー体操なども有効です。
脊柱菅狭窄症
脊柱菅狭窄症の特徴は間欠性跛行です。
しばらく歩くと足にしびれや痛みが出てくるけど、少し座って休むとまた歩けるようになります。
脊柱菅狭窄症はヘルニアとは逆に体を反るような動きはよくありません。
体操は膝を抱えて丸めるようにします。
症状がひどくなると排尿排便にも障害をきたすため、重度の場合は手術をおすすめします。
すべり症・分離症
腰や臀部や足に痛みを起こします。
スポーツをやっている子によく起こります。
こちらも体をそらすような行為は痛みを助長します。
腰部周辺の邪魔をしている筋肉の緩和や体幹部の強化が重要になります。
また運動中の癖などを見つけていくことも重要です。
猫背(円背)
肩が前方に巻き込むようになり背中が丸まっている状態です。
また背中がそうなっていると骨盤後傾になっていることが多いです。
骨盤矯正や周辺の筋肉の再教育。また、猫背様のサポーター(シャツ)などが有効です。
院内で販売していますのでご興味があればお声掛けください
慢性腰痛
西洋医学的にみて問題がないのに、腰に痛みを伴う症状を指します。これは病名ではなく症状名ということになります。
このように西洋医学的に問題がなくても痛みが出るケースなどは接骨院や整骨院が得意とする分野であると思います。レントゲンには映らない筋肉、筋膜に異常のあるケースが多いです。
内科的疾患が隠れている場合などもあるため、問診などで異常がある場合は病院への診察を促す場合もあります。
変形性膝関節症
変形性膝関節症は高齢者によく見られます。
初期の頃から触診で膝の内側の変形を触れます。
変形膝関節症はそれを原因に変形が進みO脚になり腰が曲がってきます。
初期の段階で来院し、歩き方や体の使い方の再教育が非常に重要となります。
ジャンパー膝
主にジャンプ競技で起こります。
お皿(膝蓋骨)の下にある膝蓋腱に痛みが出ます。
次に紹介するオスグッド・シュラッター病と痛みの部位が似ています。
膝蓋腱の痛みを取り除くためにはその上にある大腿四頭筋を緩めて上げることが非常に重要です。
オスグッド・シュラッター病
成長期に起こる膝の疾患です。
脛骨粗面と言われる膝の下の突起のようなところに痛みが出ます。
先程のジャンパー膝は腱が痛みましたがオスグッドはその付着部で起こります。
こちらも大腿四頭筋の緊張緩和が非常に重要となります。
また付着部の剥離を抑えるために患部の圧迫も重要と考えています。
シンスプリント
シンスプリント下腿遠位部に起こる骨膜炎です。
ランナーやジャンプ競技でよく起こります。
シンスプリントは下腿の筋肉や測定の筋肉などの緊張緩和が非常に重要です。
炎症を起こしているので消炎鎮痛も重要ですが、根本である筋緊張の緩和は必須です。
足関節捻挫
足首の捻挫です。
内側に捻ったり外側にひねったりする事がありますが、内側にひねることが多いです。
また急なストップ動作の繰り返しや足の使い方などが悪かったりすると自然と起こる場合もあります。その際は足関節の前の真ん中あたりに痛みが出たりします。
どの捻挫も関節位置の調節、固定が重要となります。なお程度によりますが安静は必ず必要となります。
足底腱膜炎
足底腱膜炎は足の裏にある腱膜と言われる部分に炎症を起こします。
朝方にかかとが痛いと感じたりする事が多いです。
足底腱膜炎は足の裏自体の骨格を調整することも重要ですが、ふくらはぎの下の方の筋肉を緩めてあげることも非常に重要です。
外反母趾、内反小趾
外反母趾や内反小趾は合わない靴などを履いていたりすると起こります。
変形を起こしてしまうと手術が必要になるためこまめに自分の指をチェックしておくと良いでしょう。
また寝る際にペディキュアパッドをして寝るといいでしょう。
痛くてすぐに外してしまうと思いますが、外してしまって全然いいです。