「首のレントゲンは異常なし」でも腕がしびれる…その正体は?胸郭出口症候群の“3つのトンネル”を広げる治療法

「腕がだるい、重い。特に小指のほうがジンジンする…」
「つり革を持ったり、洗濯物を干そうと腕を上げると、しびれがひどくなる…」

整形外科で首のレントゲンを撮っても「骨には異常ありませんね」「首はきれいですよ」と言われ、湿布とビタミン剤だけで様子を見ているけれど、一向に良くならない。

もしあなたがそんな「原因不明の腕のしびれ」に悩まされているなら、その原因は「首の骨」ではなく、そこから出た神経が通り抜ける「筋肉のトンネル」にある可能性が非常に高いです。

この記事では、教科書的な説明だけでなく、長岡京市で日々患者様と向き合う現場の視点から、しびれの「本当の正体」と「解決策」をお話しします。

【現場のリアル】「なで肩」よりも「巻き肩」が危ない

医学書を開くと、胸郭出口症候群の原因としてよく「なで肩の女性に多い」と書かれています。
しかし、実際の臨床現場での感覚は、少し違います。

院長
院長

当院に来院される患者様を見ていると、なで肩の方よりも、圧倒的に「巻き肩(猫背)」の方が多いんです。
スマホやPC作業で肩が前に巻き込まれ、胸の前の筋肉がガチガチに固まっている。これが神経を圧迫する最大の原因になっています。

この「巻き肩」を作っている犯人こそが、当院が様々な症状の“黒幕”として重要視している「小胸筋(しょうきょうきん)」です。

あなたのしびれはどこから? 神経が通る「3つのトンネル」

首から出た神経は、指先にたどり着くまでに、以下の「3つの狭いトンネル」をくぐり抜けます。
胸郭出口症候群とは、このトンネルのどこか(あるいは複数)が狭くなり、神経がギュッと締め付けられている(絞扼されている)状態です。

  • トンネル①:斜角筋隙(しゃかくきんげき)
    首の横にある筋肉の隙間。ストレートネックなどで首が緊張すると狭くなります。
  • トンネル②:肋鎖間隙(ろくさかんげき)
    鎖骨と肋骨の間の隙間。なで肩や、重い荷物を持つことで狭くなります。
  • トンネル③:小胸筋下間隙(しょうきょうきんかかんげき)
    胸の筋肉(小胸筋)の下の隙間。巻き肩・猫背の人はここが潰れているケースが非常に多いです。

【セルフチェック】3分でできる「ルーステスト」

「私のしびれは、これなのかな?」
それを確かめるために、当院でも初診時に行う簡単なテスト法をご紹介します。

ルーステスト(Roos Test)

  1. 背筋を伸ばして座ります。
  2. 両腕を横に上げ、肘を90度に曲げます(降参するようなポーズ)。
  3. その状態で、両手の「グー」「パー」を3分間繰り返してください。

【判定】
もし3分経つ前に、
・腕がだるくて上げていられない
・いつものしびれが強くなってきた
・指先が白くなってきた
という場合は、胸郭出口症候群の可能性が高いです。

当院の治療アプローチ 「神経を、解放する」

「しびれ」の治療は、単なるマッサージとは違います。神経は非常にデリケートな組織だからです。
当院では、解剖学に基づいた繊細な手技で、圧迫された神経を解放(リリース)していきます。

① 独自の触診技術で「圧迫ポイント」を特定

まず、鎖骨の上や胸の付け根にある「くぼみ」を、指先の感覚を頼りに探ります。
原因となっている場所を押すと、「あ、そこです!指先まで響きます!」という特有の反応(放散痛)が出ます。レントゲンには映らない「しびれの震源地」を、手で探し当てます。

② 「神経モビライゼーション」で滑りを良くする

神経の治療って、ボキボキしたり、痛いことをするんですか?ちょっと怖いです…。

院長
院長

ご安心ください。全く逆です。
当院で行う「神経モビライゼーション」は、神経の走行(通り道)をイメージしながら、ジワーッと優しくストレッチをかけていくような、とてもソフトな手技です。

神経は、周りの筋肉や組織と癒着して「滑り」が悪くなると、引っ張られて痛みやしびれを出します。
この癒着を、ジワーッと優しく剥がしていくことで、神経がスムーズに動けるようにし、しびれを根本から鎮めていきます。

③ 「巻き肩」を治して、トンネルを広げる

最後に、そもそもの原因である「姿勢」を治します。特に、トンネルを狭くしている「小胸筋」の緊張を取り、肩甲骨を正しい位置に戻すことで、神経の通り道を物理的に広げてあげます。


【結論】「一生このまま?」と諦める前に

「薬を飲んでも効かない」「手術はしたくない」
そう悩んでいる方も多いですが、筋肉や姿勢のアプローチで改善するケースは本当に多いです。

あなたの手のしびれは、神経が「助けてくれ!苦しいよ!」と上げている悲鳴です。
その声を無視せず、圧迫を取り除いてあげれば、体は必ず応えてくれます。

長岡京市で、原因不明の腕のしびれにお悩みなら、ぜひ一度なかの接骨院にご相談ください。
あなたの神経を締め付けている「犯人」を一緒に見つけ出し、解放してあげましょう。

合わせて読みたい

【症状の、総合案内へ戻る】 → 『【症状から探す】当院の治療方針と根本解決への道すじ』

【このフロアの、蔵書一覧を見る】 →【上半身の不調】専門フロア

【関連する、他の専門書を読む】

\LINEでの個別相談・お問い合わせ専用です/

個別相談専用です。こちらからの一斉配信や無駄な連絡は一切いたしません

\お電話はこちらから/ 

治療中など、状況によりお電話に出るまで時間がかかる、または出られない場合がございます。