7月28日、我が子がJボードで転倒し、前腕骨(橈骨と尺骨)の両骨骨折をしました。
接骨院の院長として我が子の骨折時の体験談を紹介します。
ぜひ皆さんのなにかの参考になればと思います。
事故の概要と時系列
- 18:40事故発生
Jボードで7歳の娘が転倒しコーレツ骨折
- 18:43119
骨折で救急車を呼ぶのは気が引けるので休日夜間対応できる病院をリストアップしてもらった
- 18:49近隣の大型病院では対応できず
リストにあった近隣の大型病院では対応できないと言われたため、応急処置を開始
- 応急処置
自宅にあったワンバイ材にて固定
- 19:10病院探し
10件近くあったリスト全てに問い合わせするも決まらず
- 19:25病院決定
119で一番見てもらえる可能性が高いと言われてた病院に決定。担当医が手術中であるため2,3時間は待たないと行けない
- 19:43病院へ出発
この頃には固定の効果もあってか、泣くことも無く落ち着いて病院へ道中眠るくらいに落ち着いている。
- 20:15病院到着
受付を済まし車で待機、寝たり夕食をとったり落ち着いて過ごす
- 22:45診察開始
説明を受けレントゲンへ
- 22:50レントゲン
撮影後少し待ち再度診察へ
- 22:55診察、方針決定
尺骨の若木骨折、橈骨完全骨折判明
全身麻酔での手術をすすめられ段階的に整復を行うとのこと
徒手整復、ワイヤーで橈骨を引っ張る、ワイヤーを通す
許容範囲の整復ができたところで終わるとの事 - 26:30手術へ
結果ワイヤーで引っ張って整復で終了したらしい。
手術室へ向かうまでは副木固定は外さず術後ギプス固定 - 14:00帰宅
手術は1時間程度で済み
朝起きてギプスの調整などを済ませ帰宅しました。
病院での対応と治療経過
病院では非常に柔軟な対応をしていただきました。当初は待ち時間が長く、外科の先生が対応する予定でしたが、運良く整形外科の先生が来てくださり、即日手術を受けることができました。これにより、迅速に適切な治療を受けることができ、本当に感謝しています。
みてもらうまでに時間がかかったりはしたものの一晩で全て済ませられたことは本当にありがたいです。
また、Jボードは危険であるため、自治体によっては禁止されている地域もあります。Jボードによる今回の骨折はまだ軽度で、もっとひどいケースも多いと先生から伺いました。私自身は前腕両骨骨折は重症だと思っていましたが、それでもこの程度で済んで良かったと言われるほどJボードは危険だそうです。
Jボードの乗り方についての私の考え
Jボードは子どもたちの間で流行しており、子どもたちだけで乗れるようになっている場合が多く、交通ルールや防具への対策が希薄です。こういった転倒するスポーツの場合、転倒の仕方を最初に勉強しないと危険であるが、子どもたちの間で自然に乗れるようになっていることが事故を増やしている結果につながっていると感じます。
もし子供がJボードに乗る場合は、転倒の仕方の指導や交通ルールの指導、さらに防具の装着を徹底するべきだと感じました。今回の事故は、乗れるようになった慢心から来たものと感じています。
今後このような事故が少しでもなくなるように、今回の記事を参考にお子様を見守って上げられる親御さんが増えることを願います。今回の事故は親として反省するべき点が多かったと思います。
応急処置の重要性と感想
自分が柔道整復師で良かったと改めて感じました。応急処置で副木を当てて固定しましたが、その副木固定は手術まで外されることなく利用されました。子供の痛みが収まると、副木のおかげで比較的自由に動いたり寝たりできていました。
病院を見つけるまで、手術までに相当の時間がかかりましたが、副木固定のおかげで子供が落ち着いて待つことができました。自分が素人だったら、怖くて何もできなかったと思います。もし何の処置もしていなければ、病院で待っている間も辛かったと思います。
初期の応急処置がこれほど重要だと改めて理解しました。もし折れたままで病院を探して先生に見てもらうまでそのままだったと思うとゾッとします。応急処置のおかげで、先生に見てもらうまでに仮眠、食事、友達との笑顔で会話ができるほど落ち着いていました。
柔道整復師としての役割と心得
今回対応していただいた病院の柔軟な対応には本当に感謝しています。違う病院を選んでいたら、こんな迅速な対応はしてもらえなかったと思います。
このような重症例で接骨院に最初に相談されることは今まで経験がありませんでしたが、病院やお医者さんまでのつなぎとして、私たち柔道整復師にも大切な役割があると認識した1日になりました。
もし怪我でお子様が、もしくはご自身や、親戚、友人がお困りの際は、ぜひ信頼できる接骨院や整骨院の先生にも相談してみてください。
まとめ
今回の経験を通じて、交通事故やスポーツ事故などによる怪我に対して、初期の応急処置の重要性を再認識しました。柔道整復師として、適切な処置を行うことができたことに自信を持ち、今後も地域の皆様の健康と安全をサポートしていきたいと思います。
そしてJボードによる事故が少しでも減るきっかけにこの記事がなってくれると幸いです。
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