【産後ケア】「骨盤矯正」では体型が戻らない理由|尿漏れ・ぽっこりお腹を解消する「骨盤底筋」の再起動

産後の体型やお腹周りを気にして鏡を見ている女性。「骨盤矯正だけでは戻らない」「寝たまま筋トレ」というコピーが書かれた、長岡京市なかの接骨院の産後ケア解説記事のアイキャッチ画像。

「産後、体重は戻ったのに、以前のズボンが入らない…」
「くしゃみをした瞬間、尿漏れが…」

出産という大仕事を終えたママさんの体には、大きなダメージが残っています。
「骨盤矯正に行かなきゃ」と焦っている方も多いかもしれませんが、少しだけ待ってください。

院長
院長

実は、医学的に見ると「骨盤が開きっぱなしになる」ということはありえません。
戻すべきなのは「骨の位置」ではなく、もっと別の場所にあるのです。

この記事では、多くのママさんが誤解している「産後の体の真実」と、育児で忙しい方にこそ知ってほしい「寝たままできる最新のリカバリー法」について解説します。

【第1章】「骨盤が開いている」の正体

確かに出産時、リラキシンというホルモンの影響で骨盤の靭帯は緩みます。
しかし、これは産後数ヶ月かけて自然に硬く戻っていきます。

では、なぜ体型が戻らないのでしょうか?
それは、骨ではなく「筋肉」が伸びきってしまっているからです。

伸びたゴムのようになった「インナーマッスル」

妊娠中、お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて、お腹周りの「腹横筋」や、底で支える「骨盤底筋群」は、限界まで引き伸ばされ続けました。
出産後、赤ちゃんがいなくなっても、これらの筋肉は「伸びたゴム」のようにダルダルの状態で、すぐに縮むことができません。

骨盤矯正だけでは足りない理由
外から骨を押して整えても、内側で支える筋肉(天然のコルセット)が緩んだままでは、すぐにまたグラついて体型も崩れてしまいます。

【第2章】深刻な悩み「尿漏れ」と「ぽっこりお腹」

インナーマッスルの機能不全は、見た目だけでなく、深刻なトラブルを引き起こします。

  • 尿漏れ・湯漏れ
    骨盤の底にある「骨盤底筋群」が緩んでいるため、膀胱を支えきれず、くしゃみやジャンプで締まりが効かなくなります。
  • ぽっこりお腹
    内臓を支える壁(腹横筋)が緩んでいるため、内臓が下がり、下腹だけが出っ張ってしまいます。

「腹筋運動」は危険です!

「お腹を凹ませなきゃ!」と焦って、上体起こし(腹筋運動)をするのは非常に危険です。
産後は、左右の腹筋が真ん中で裂けている「腹直筋離開」の状態になっていることが多く、無理な腹筋運動はこれを悪化させ、余計にお腹が出る原因になります。

【第3章】本当に必要なのは「骨の矯正」ではなく「筋肉の再起動」

では、伸びきってしまったゴム(インナーマッスル)を、どうやって元に戻せばいいのでしょうか?
「骨盤矯正」という言葉に惑わされず、「筋肉を再び動けるようにする(再起動)」ことこそが、体型戻しと尿漏れ改善の唯一の道です。

そのための方法は、大きく分けて2つあります。
どちらが正解というわけではありません。ご自身のライフスタイルや好みに合わせて選んでください。

選択肢A
能動的な運動
(ピラティス・ヨガなど)

呼吸と共に体を動かし、意識的にインナーマッスルを収縮させる素晴らしい方法です。
「体を動かしてリフレッシュしたい」「運動習慣をつけたい」という方には、非常に効果的でおすすめです。

選択肢B
受動的な刺激
(医療用EMSなど)

電気刺激によって、強制的に深層筋を収縮させる方法です。
「運動が苦手」「今はまだ体力に自信がない」「感覚が鈍っていて力の入れ方が分からない」という方でも、確実に筋肉にスイッチを入れることができます。

大切なのは、「骨をボキボキする」ことではなく、「サボっている筋肉を使えるようにする」ことです。
この目的さえズレなければ、どの方法を選んでも体は変わっていきます。

当院が提案する「医療用EMS」という選択肢

医療用EMSシックスパッドメディカルPROの機器画像

もし、あなたが「選択肢B(まずは機械の力を借りたい)」を選ばれるなら、当院がお力になれます。
当院では、医療機関専用モデル「SIXPAD MEDICAL Pro」を導入しています。

  • 深部まで届く: 複合高周波が、自分では動かしにくい「骨盤底筋」や「腹横筋」の奥深くまで届きます。
  • 服を着たまま: 着替えの手間なく、座っている(寝ている)だけでケアが可能です。
  • 短時間: 1回15分〜。育児の合間に無理なく通えます。
【実は…】ご高齢の方の「尿漏れ・頻尿」対策としても人気です

産後のママさんだけでなく、60代〜80代の方の「尿漏れ」や「夜間頻尿」のご相談も非常に増えています。
原因は同じく「骨盤底筋群の筋力低下」です。

高齢になると、自分で筋トレをするのは大変ですし、転倒のリスクもあります。
しかし、医療用SIXPADなら「寝転がっているだけ」で安全にトレーニングが可能です。

「最近、母がトイレの回数を気にしている…」
もしそう感じることがあれば、ぜひ親子でご相談ください。着替えも運動も不要なので、ご高齢の方でも安心して受けていただけます。

【第4章】お子様連れ、大歓迎です

「自分のケアをしたいけれど、子供を預けられない…」
そんな理由で、自身の健康を後回しにしてほしくありません。

なかの接骨院の環境

  • キッズスペース完備: おもちゃもあります。
  • 赤ちゃんスペース: プレイマットを敷いて、ゴロンと寝転がれるスペースをご用意できます。
  • ベビーカーOK: そのまま院内に入れます。

私たち夫婦も子育て経験者です。赤ちゃんが泣くのは元気な証拠。スタッフ一同、温かく見守りますので、気兼ねなく一緒にご来院ください。

【結論】ママの笑顔が、家族の笑顔

産後の不調を「仕方ない」と諦めないでください。
ママが元気で笑顔でいることが、赤ちゃんにとっても、ご家族にとっても一番の幸せです。

「骨盤矯正」という言葉に惑わされず、医学的に正しい「筋肉のケア」で、快適な体を取り戻しましょう。


合わせて読みたい

\LINEでの個別相談・お問い合わせ専用です/

個別相談専用です。こちらからの一斉配信や無駄な連絡は一切いたしません

\お電話はこちらから/ 

治療中など、状況によりお電話に出るまで時間がかかる、または出られない場合がございます。