【頚椎ヘルニア】「手術しかない」と諦める前に。首の痛み・手のしびれ、本当の治し方

「首が痛い…腕がしびれる…」

病院で「頚椎ヘルニアですね」と診断され、
「手術しかないかもしれない」
「このしびれと一生付き合っていくしかないのか…」
と深い不安の中にいるあなたへ。

諦めるのはまだ早いです。

この記事では、なぜヘルニアが起きるのかという「本当の原因」と、
そして手術以外のあなたの体を根本から変えるための「もう一つの道」について、専門家がその全てをお話しします。

【第1章】あなたの首に、今、何が起きているのか?

頚椎ヘルニアの正体 「椎間板」というクッションの悲鳴

私たちの首の骨(頸椎)は、7つの骨が積み重なってできています。
その骨と骨の間でクッションの役割を果たしているのが「椎間板」です。

頚椎ヘルニアとは、この椎間板の一部が本来の位置から飛び出し、近くにある神経を圧迫してしまう状態を指します。

脊椎の数と湾曲がわかるイラスト

なぜ、痛みや「手のしびれ」が起きるのか?

飛び出した椎間板が神経を圧迫することで、首の痛みだけでなく、その神経が支配している肩や腕、そして指先にまで痛みや「しびれ」といった症状が広がってしまうのです。

【第2章】なぜ、あなたの椎間板は飛び出してしまったのか?

頚椎ヘルニアを引き起こす「3大要因」

ヘルニアは単一の原因で起きるのではありません。
多くの場合、以下の3つの要因が複雑に絡み合っています。

① 加齢による椎間板の「老化」

年齢と共に椎間板のみずみずしさは失われ、クッションとしての機能が低下していきます。これは誰にでも起こりうる自然な変化です。

② 外傷による急激な「衝撃」

交通事故やラグビーのようなコンタクトスポーツでの強い衝撃が、直接的な引き金になることもあります。

③ そして最も見過ごされている「姿勢」という静かなる圧迫者

そして上記の「老化」や「衝撃」に拍車をかける最大の、そして最も日常的なリスク。それが「ストレートネック」や「猫背」といった悪い姿勢です。

悪い姿勢はあなたの首の骨(頸椎)の特定の場所に、何年何十年という時間をかけてじわじわと圧力をかけ続けます。

その日々の静かな「蓄積」こそが、ある日突然椎間板を悲鳴を上げさせ、飛び出させてしまう最後の引き金となるのです。


【全ての、根本原因を知る】
この、あなたの首に、過剰な負担をかけ続ける、根本的な「姿勢の問題」について、
より、深く、知りたい方は、以下の「教科書」が、必ず、役に立ちます。

→ 『ストレートネックの教科書』へ
→ 『猫背の教科書』へ


【第3章】手術の前に知っておくべき「希望の科学」

【驚きの事実】飛び出したヘルニアは“消える”ことがある

ここで一つ衝撃的な、しかし希望に満ちた「事実」をお話しします。

実は飛び出してしまった椎間板ヘルニアは、多くの場合自然に小さくなっていく、あるいは完全に消えてしまうことが近年の研究で分かってきました。

“食べてくれる”救世主「マクロファージ」の大活躍

なぜそんなことが起きるのか。

それは私たちの体の中に「マクロファージ」という、非常に優秀な「お掃除細胞」がいるからです。

椎間板が本来あるべき場所から飛び出すと、体はそれを「異物だ!」と認識します。するとこの「マクロファージ」たちが現場に駆けつけ、飛び出したヘルニアをゴミを食べるようにパクパクと掃除し片付けてくれるのです。

この私たちの体に生まれつき備わっている偉大な「自己治癒能力」こそが、手術をしなくても多くのヘルニアが改善していく最大の理由なのです。

長期的に見れば「手術」と「保存療法」の成績は変わらない

だからこそいくつかの信頼できる研究報告では、「手術をした人」「しなかった人」2年後の改善度にほとんど「差がなかった」という驚きの結果が出ています。

では、本当の「分かれ道」はどこにあるのか?

本当の回復への「分かれ道」。
それは「手術をするかしないか」ではありません。

それは「ヘルニアが起きざるを得なかった、体そのものを変えようとしたかどうか」
ただそれだけなのです。

【第4章】手術以外の道。私たち、手技専門家の、アプローチ

私たちは「ヘルニア」そのものを治すのではない

まず明確にしておきます。
飛び出してしまった「ヘルニア」そのものを、私たちの手で引っ込めることはできません。
それができるのはお医者さんのメスだけです。

私たちが、治すのは、「ヘルニアが、痛みや、しびれを、引き起こしている“環境”」そのものである

しかし私たちはこう考えます。

「なぜ、あなたのヘルニアは、神経を、圧迫し続けているのか?」と。

私たちの本当の仕事は、

  • ヘルニアの周りで、過剰に緊張し神経の通り道を狭めている筋肉を、的確な手技で“解放”
  • 神経そのものが、周囲の組織と癒着し動きが悪くなっているのを“神経モビライゼーション”という、特殊な手技で滑らかに動けるようにしてあげる。
  • そしてそもそもその全ての原因となった体全体の「姿勢」“再教育”する。

あなたの体がたとえヘルニアがそこにあったとしても、もはや痛みやしびれを感じることのない健やかな「環境」を創り出すことなのです。

【結論】「手術」という言葉に、絶望する前に

頚椎ヘルニアという診断名は、決して「終わり」の宣告ではありません。
それはあなたの体があなたに送ってくれた、「今までの体の使い方、間違っていたよ」という、大切な「サイン」なのです。

そのサインに誠実に向き合えば、道は必ず開けます。
どうか諦めないでください。

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