胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群(Thoracic Outlet Syndrome, TOS)は、肩や首、胸の筋肉や神経、血管が圧迫されることで生じる症状の総称です。これは、胸郭(肋骨と胸骨で形成される部分)の出口(上部)付近(鎖骨付近)で圧迫が起こるために発生します。
診断とセルフチェック
診断には、医師による問診や身体検査、画像診断(レントゲン、MRIなど)が用いられます。
ただし、セルフチェック方法もあります。例えば、体の横で肘を肩の高さまで上げて90度に曲げ、手をグーパーと大きく3分間繰り返します。これでしびれが出るようなら胸郭出口症候群の可能性が高いです。
治療
病院に行くと薬物療法を進められることが多いですが、物理的圧迫が原因であるため、圧迫を取り除くことが重要です。重症になって手術が必要になる前に、接骨院や整骨院で一度見てもらってみてはいかがでしょうか?下記5つのプランの内4,5についてはあまりおすすめしません。
- 姿勢改善: 姿勢を正すための指導
- 物理療法: ストレッチやエクササイズによる筋肉の緊張緩和
- 神経モビライゼーション: 神経に働きかけしびれを改善します。
- 薬物療法: 痛みや炎症を抑える薬物の使用
- 手術: 重症の場合には、手術で圧迫を解消することもあります
症状
- 腕や手のしびれ: 特に小指側で感じられることが多い
- 腕や手の痛み: 動作や姿勢により悪化する
- 腕の疲れや重さ: 長時間の作業後に感じやすい
- 肩や首の痛み: 頭痛や肩こりを伴うこともある
原因
胸郭出口症候群の原因は多岐にわたりますが、以下のようなものが一般的です:
- 姿勢の悪さ: 猫背や肩をすくめる姿勢
- 筋肉の緊張: 肩や首の筋肉が硬くなることで神経や血管が圧迫される
- 先天的な異常: 第1肋骨や鎖骨の構造的な問題
- 外傷や手術: 過去の事故や手術の影響
なかの接骨院のアプローチ
なかの接骨院では、胸郭出口症候群の治療に対して以下のアプローチを取ります
- 神経モビライゼーション
- 鎖骨周辺の筋緊張の緩和
- 運動・姿勢指導
神経モビライゼーションにより直接的に神経にアプローチします。
また、周辺筋肉の緊張緩和により圧迫を取り除きます。
さらに同じことを繰り返さないように、運動や姿勢の指導をします。
また、以下の道具も非常に有効です。