むち打ちについて
交通事故の怪我で代表的な「むち打ち」について解説していきます。後遺症を残したりもする怖い怪我なのでしっかり理解してちゃんと治しましょう。
むち打ちとは
むち打ちとは、交通事故やスポーツの衝撃で首が急激に前後に揺さぶられることで起こる首の怪我です。正式には「頸椎捻挫」とも呼ばれ、首や肩、背中に痛みや不快感を引き起こします。また、しびれを起こし後遺症として残る場合などもあるため初期の治療が非常に重要となります。
頭の重さは体の10%と言われますそれが何十キロのスピードの衝撃を受けると考えると怖いですよね。
むち打ちの原因
むち打ちの主な原因は、以下のような状況で発生します。
- 交通事故: 特に追突事故で発生しやすい。
- スポーツ: ラグビーやアメリカンフットボールなどの激しい接触を伴うスポーツ。
- 転倒: 家庭内での転倒や階段からの落下など。
むち打ちは交通事故だけではないのですね。
むち打ちの症状
むち打ちの症状は人によって異なりますが、一般的には以下のような症状が現れます。
- 首の痛みとこわばり: 首の動きが制限されることが多い。
- 頭痛: 首の痛みから頭痛が引き起こされることがある。
- 肩や背中の痛み: 痛みが肩や背中に広がることがある。
- めまいと吐き気: バランス感覚が乱れ、吐き気を伴うことがある。
- しびれ:指先までしびれてそれが取れずに後遺症になることもあります。
自宅でできる対処法
むち打ちの症状を和らげるためには、以下の方法が有効です。ただし極力早めに専門家にみせることをオススメします。
- アイシング: 痛みのある部位を冷やして炎症を抑える。
- 休養: 首を無理に動かさず、安静にする。
- 湿布: 消炎鎮痛効果があるため痛みを抑えてくれます。
交通事故のページなどでも紹介していますが、事故にあったらまず接骨院に行き、そこから整形外科などを紹介してもらうのがおすすめです。
なかの接骨院での治療法
むち打ちの治療には、専門的な施術が必要です。なかの接骨院では以下の治療法を提供しています。
- 柔道整復療法: 急性期は患部に直接アプローチすることは避け遠位部から神経モビライゼーションなどでアプローチします。また寝違えやむちうちには骨盤にある仙骨の治療などが非常に有効です。さらに、僧帽筋や脊柱起立筋、胸鎖乳突筋など患部に直接関係はないものの首に対して重要となる筋肉にアプローチしていきます。首や肩の関節の動きを改善し、筋肉のバランスを整えます。
- 鍼治療: 痛みや炎症を抑えるために、鍼治療で血流を改善し、筋肉の緊張を緩和します。急性期でも患部にアプローチしていける強みがあります。また手に寝違いやむち打ちに有効なツボがあるのでそちらからの治療も非常に有効です。
- 酸素カプセル:なかの接骨院ではまだ導入できていませんが高圧酸素カプセルも非常に有効です。動かなくなった部位に圧力をかけて酸素を回せるため回復を見込めます。
むち打ちを予防する方法
むち打ちを予防するためには、日常生活で以下の点に注意しましょう。
- シートベルトの着用: 車を運転する際には必ずシートベルトを着用する。
- 適切なヘルメットの使用: スポーツやバイクの運転時には適切なヘルメットを着用する。
- 安全運転: 交通事故を避けるために、安全運転を心がける。
事故に合わないようにすることと、あった時により軽症になるように安全対策が大切ですね。
むち打ちで後遺症になった例
2年前にバスに乗っている時に交通事故に遭遇し、むち打ちによる左手のしびれが取れず後遺症となった患者さんが来院されました。食器洗いの際などに力が入らず、よくお皿を割ったりしてしまっていたそうです。神経症状は尺骨神経に存在したため、尺骨神経に対しての施術を行いました。施術開始時期は少し痛みが強くなったりもしましたが、徐々にしびれがなくなり、今では全くしびれを感じることなく生活できているそうです。
まとめ
むち打ちは非常に辛い症状を引き起こしますが、適切な治療と対処で回復が期待できます。長岡京市のなかの接骨院では、一人ひとりの症状に合わせた治療を提供し、早期回復をサポートします。お困りの際は、ぜひご相談ください。