「腕を上げようとすると、途中で、つっかえる…」
「五十肩と言われたけど、本当に、それだけが原因なのかな…?」
長年、あなたを悩ませる、その「肩が上がらない」という、つらい症状。
多くの人が、その原因を、背中側の「肩甲骨」や、肩周りの筋肉に、求めます。
しかし、もし。
その本当の“犯人”が、あなたが、これまで、一度も、意識したことのなかった、胸の、奥深くに、静かに、潜んでいるとしたら…?
この記事は、私たちが、日々の臨床の中で発見した、「肩が上がらない」問題の、一つの、意外な、しかし、非常に重要な“可能性”について、お話しする、少し、マニアックな専門書です。
【第1章】あなたの肩を、影で縛り付ける「小胸筋」とは?
その正体は、小さな、しかし、強力な“ブレーキ”
小胸筋(しょうきょうきん)とは、肋骨から始まり、肩甲骨の一部(烏口突起)に付着する、胸の深層部にある、小さな筋肉です。
この筋肉は、肩が痛い時など、「これ以上、腕を上げて、体を、危険に晒すな」と、無意識のうちに、腕を、内側に引きつけ、動きを制限する、いわば、体の「ブレーキ」のような、役割を果たしています。
なぜ、この“ブレーキ”が、かかりっぱなしになるのか?
しかし、長時間のデスクワークなどによる「猫背」や、痛みをかばい続ける「防御姿勢」が、日常化すると。この「小胸筋」は、常に縮こまったまま、ガチガチに硬くなり、ブレーキが、かかりっぱなしの状態になってしまうのです。
これこそが、「巻き肩」の、直接的な原因であり、あなたの肩が、上がらない、根本的な理由の、一つかもしれません。
【第2章】自宅でできる、簡単な「セルフチェック」と「ほぐし方」
【セルフチェック】あなたの“犯人”を、見つけ出す
もし、今、肩が上がりにくいなら、一度、ご自身の「小胸筋」を、触ってみてください。
- 人差し指で鎖骨の下を、指で、内側から、外側へと、辿っていきます。
- 肩の近くで、コリっとした、骨の突起(烏口突起)に、当たります。
- その突起から、指を、4本並べて、そこを、指で、ゴリゴリと、押してみてください。
そこに、他の場所とは違う、「ズーンと響くような痛み」や、「飛び上がるほどの硬さ」が、ありませんか?
【ほぐし方】1日1分の、セルフ筋膜リリース
もし、そこに硬さを見つけたら。それが、あなたの肩の動きを、邪魔している、大きな原因の一つです。
無理のない範囲で、その場所を、指や、マッサージガンなどで、「痛気持ちいい」と感じる強さで、1分ほど、優しく、ほぐしてあげてください。これだけで、肩の動きが、少し、スムーズになるのを、感じられるかもしれません。
【第3章】ただし、これだけでは、根本解決しない
なぜなら、小胸筋は“共犯者”だから
しかし、このセルフケアは、あくまで、応急処置です。
なぜなら、小胸筋が硬くなるのは、「結果」であって、「原因」ではないからです。その、さらに奥には、
- 『猫背(円背)』という、姿勢全体の“親玉”
- 『肩甲骨の機能不全』という、動きの“土台”の崩壊といった、より、根深い問題が、隠れています。
専門家が推奨する、「3つの、秘密兵-器」
この、根本原因から、体を、再教育していくために、私たちは、セルフケアとして、以下の3つのツールを、推奨しています。
- マッサージガン: 縮こまった「小胸筋」を、ピンポイントで、解放する。
- ストレッチポール: 寝るだけで、丸まった背骨と、胸を、安全に、開く。
- 姿勢サポートインナー: 日常生活の中で、無意識に、正しい姿勢を、体に、思い出させる。
→ 『シックスパッド リカバリーポール』
→『MTG社スタイル BXInner』の、紹介記事へ
【結論】“背中”だけでなく、“胸”も、疑ってみる
「肩が上がらない」と感じた時、多くの人は、背中や、肩甲骨ばかりを、気にします。
しかし、この記事で、お話ししたように。もしかしたら、あなたの、本当の「答え」は、全く、逆サイドの、「胸の、奥深く」に、隠れているのかもしれません。
この、新しい「視点」が、あなたの、長いトンネルの、出口を照らす、一筋の光となれば、幸いです。
\LINEでの個別相談・お問い合わせ専用です/
\お電話はこちらから/
- 【症状の総合案内へ戻る】 → 【症状から探す】
- 【このフロアの蔵書一覧を見る】 → 【首・肩の痛み】専門フロア
- 【関連する、他の専門書を読む】