腰痛でどこに行けばいいかわからない

あなたはそんな経験ありませんか?
皆さん一度は腰痛を経験したことはあるかと思いますが、そんな時にどこに行けば良いかわからないなんて事はありませんでしたか?
あまり知られていない腰痛に関する裏話をわかりやすく解説していきたいと思います。

知っておきたい腰痛のタイプ

整形外科で診断される腰痛は大きく分けて2つあります。

  • 特異的腰痛:画像診断上明らかに異常があるもの
  • 非特異的腰痛:画像診断上明らかな異常が認められないもの

整形外科ではわからない腰痛の正体

整形外科の学会発表によると、2012年時点で85%の腰痛は原因がわからないとされていました。その後、2019年には原因が特定できる腰痛が30%に増えましたが、依然として70%の腰痛は原因が特定できないのです。このような腰痛は「非特異的腰痛」と呼ばれています。

「加齢のせいやね」「特にレントゲン上は問題ないね」こんな事を言われた事がある人も多いのでは無いでしょうか?

なぜなら非特異的腰痛整形外科では理由のわからない腰痛だからです。理由がわからないと言い切ってしまうのには語弊があるかもしれないので整形外科が分類する非特異的腰痛の分類を紹介します。

  • 椎間関節性
  • 筋・筋膜性
  • 仙腸関節性
  • 非特異的腰痛

ようは関節、筋肉から痛みが出ていますね。ってところまでは分かるものもあるようです。

整形外科と接骨院の違い

整形外科では、レントゲンやMRIなどの画像診断によって骨や椎間板の異常を探します。しかし、筋肉や筋膜、靭帯の微細な異常は画像では見えません。そのため、整形外科で原因がわからない腰痛が多くなるのです。

一方、接骨院や整骨院では、徒手検査や触診により画像に映らない部分の異常を判断し治療を行います。これにより、整形外科で原因がわからなかった腰痛も改善することが多いのです。

接骨院での治療の実際

例えば、私たち接骨院では、筋肉や筋膜の緊張を緩和する施術を行っています。筋肉のバランスを整えることで、痛みの原因を取り除くことができます。また筋肉を弛緩させることで関節を正常化させます。
関節、筋肉に対するアプローチは大抵の接骨院が得意とするところです。

重度の症状には手術が必要な場合も

ここまで整形外科への批判的な内容が続きましたが、整形外科にしかできない得意な分野があります。
それは画像診断と手術です。

例えば、私の父親は脊柱管狭窄症を患い、排尿障害などの重度の症状があったため手術を受けました。その結果、症状は改善されました。

手術で治る確率

画像診断上異常が見られる症状でも、整形外科は必ず手術をするわけではありません。
これにも理由が存在します。実は手術をして治癒する割合が10%と論文で報告されています。
これは手術をせずに運動療法などで改善する割合と同じなのです。

腰痛に悩んでいる方へ

腰痛に悩んでいるけれど、整形外科で原因がわからないと言われた方は、ぜひ一度接骨院や整骨院に相談してみてください。私たちは、整形外科では見えない部分の治療に特化しています。腰痛の原因がわからないからといって諦めず、専門家の助けを借りて、適切な治療を受けましょう。

また、腰痛などで困った場合は接骨院や整骨院を最初に頼るのがおすすめです。ヘルニアなどの特異的腰痛の場合でも徒手検査により疑いはかけられます。そういった検査にかかる場合に整形外科への受診を勧めてくれる接骨院の先生を頼りましょう。
前述した通り、特異的腰痛だったとしても保存療法や運動療法が中心となるため、整形外科の先生の指導の元リハビリや、接骨院での運動量で治癒を目指しましょう。